やまがみかん園さんのプロフィール

有田みかん専業 やまがみかん園の宮井です。
和歌山県有田在住です。

当地区におきましては400年の歴史を持ち、先代から受け継がれた屋号を語っています。
おもしろいのは、この地区のみかん生産農家の屋号は必ず最初に山田原の頭『山』の文字が入っています。

私のところは『山賀』というように、農家に生まれ 学生時代はこの地を離れましたが、この地を愛し日本一の有田みかんを育む恵まれた環境で日々の生活を営む幸せを感じています。

■何倍の手間をかけてでも、みかんがおいしくなる一級産地にて育む味

私の園地は有田川沿いの南受け斜面、それは空を見上げるような角度で顔を上げなければ園地全体を見渡せないような山の段々畑で栽培しています。

日当たり・水はけを良くするこのような斜面が、有田の中でも1級産地と呼ばれる由縁です。
そういった段々畑は平地に比べ4倍も5倍も日々の作業が大変で、手作業で1本1本の木を吟味しながら育て収穫しています。

眼下には有田川、そして河口から見渡す大海原からそよぐ潮風を受けながら1年の作業が続き、独自で培ったみかん一筋40年余りのキャリアで園地ごとの肥培管理し、造りだした逸品です。

■甘さだけにこだわらない、匠の味

私は甘さだけにこだわるのではありません。
みかんが本来持っている力で酸味を作り出すことが重要で、その酸味が甘味、旨味、コク味に変えてくれるのです。
これが私の「匠技」です。

また私のみかんの内袋は白く硬いものではなく、薄く透き通るような内袋で、口に入れてもまるでオブラートのように溶けていきます。
これが私が目指す「完熟の証拠」です！

■美味しいみかんを提供できる「3つの秘密」　

【その①】　
樹1本1本の味を自らの舌で確かめ、酸味と旨味のバランスが最適な時期に収穫し、安定した品質でお届け！

【その②】
代々受け継いだ水ハケのよい段々畑で太陽の恵みと、潮風が運ぶミネラルがコク味に変わります。

【その③】
農薬の使用を控え自然の力を最大限に活かし、環境に優しく安心安全なみかん作りを行ってます。

■「自然と共生する」という栽培方法

1年で出来る野菜と違い、みかんの樹は成長に何年もかかり、実が成ります。
私たちといっしょに暮らしているので、日々の環境や感動を共有しながら、自然を愛し地域を愛し、その中から出来る農産物を大切に育てています。

また自然にやさしい栽培が認められ、常に心がけていますので、和歌山県の認定エコファーマーとなっています。